神経痛に漢方薬は効くのでしょうか
身体の背面を縦断する脊椎からアンテナのように伸びている神経群にはさまざまなものがあります。主要な神経を上げてみると、首の後ろから伸びて顔や頭部に分布する三叉神経や後頭神経、背中から伸びて胸全体を支配する肋間神経、腰から伸びて下半身を覆っている座骨神経などです。そして、これらの神経群がある種の疾患や怪我によって圧迫されることで痛みが生じる場合を神経痛と呼んでいます。これに対して原因不明の神経痛もあります。原因が特定できる神経痛の場合、その原因を除去することで早晩痛みもとれます。しかし、中には、痛みの原因を治療しても神経痛が残る場合や、そもそも原因が特定できない神経痛の場合には漢方薬が奏効する場合があります。神経痛に対する漢方薬には以下のものがあります。
①麻杏甘湯
比較的体力のある人に処方される漢方薬です。発汗作用があり、痛みを緩和する作用があります。
②当帰しゃく薬散加附子
血行を改善して体を温める作用があり、痛みを和らげます。
③疎経活血湯
体内の血行や水分循環を改善する作用があり、痛みを抑える働きをします。
④しゃく薬甘草附子湯
筋肉の緊張を緩和して痛みを和らげます。
⑤柴胡桂枝湯
体内の熱をとり炎症を抑えることで痛みを和らげます。
⑥桂しゃく知母湯
痩せている人に用いられ、神経痛を改善させます。
⑦桂枝湯
体力が衰えている人に用いられ、神経痛を改善させます。
⑧桂枝加りょうじゅつ附湯
神経痛を改善させます。
⑨桂枝加じゅつ附湯
冷え性を持つ人の神経痛を改善させます。
⑩葛根湯痛みを改善させます。


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