笑うに笑えない、泣くに泣けない顔面神経痛
神経痛とは何らかの原因で、末端の神経が圧迫などの刺激を受けることで発生する痛み一般をいいます。顔面神経痛は顔面を司っている神経が圧迫されることで起こる神経痛です。顔面を司っている神経は三叉神経であるため、正式には三叉神経痛といいます。なお、三叉神経の名は、当該神経から延髄から三つ叉に分かれてそれぞれ眼、上顎、下顎方面に走ることから来ています。三叉神経を圧迫する原因で多いのは、脳動脈硬化と脳腫瘍です。硬化した動脈や増殖して大きくなった腫瘍が三叉神経を圧迫することで痛みが発生するのです。その痛みたるや、形容することが難しいほどのもので、ひどい場合、口や頬に少し触れただけでも飛び上がる程度になります。
顔面神経痛の治療法は、通常の鎮痛剤はまったく効果がなくテグレトールなどの痛み止めが必要となります。ただし、これで少し落ち着くことはあっても薬物療法では顔面神経痛自体を根治させることはできない上に、副作用があります。外科手術が必要です。ただし、頭蓋骨切開をしないで、耳の後ろに穴を開けて圧迫されている神経を解放してやるという、比較的簡単な手術です。この手術で顔面神経痛はほぼ100%根治します。
なお、顔面神経痛は必ず顔面に痛みがあります。痛みがなく、顔面の筋肉がピクピク動いたりする場合には、顔面痙攣や顔面麻痺などのような病気の可能性があります。


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